Lintel


西: 踊るシヴァ神(Nataraja)   West Entrance : Shiva  Brahmā,Vishnu

左にブラフマー 右にヴィシュヌ。 ガネーシャの姿も見られます。
踊るシヴァ神にまつわる話はいろいろあるようですが・・・

 昔々あるところに、美しいお姫様がいました。あまりに美しいので、昼も夜も男の人が結婚してくださいと来るので、眠ることも出来なくて、すっかり疲れてしまいました。
「助けてください」と神様においのりすると、シヴァ神が現れ「願いをかなえてやろう」と言うと、たちまちお姫様はお婆さんになってしまいました。  シヴァ神は 破壊の神様です。

  と言うのは、初めてカンボジア(バンテアイ・スレイ)に行った時のガイドさんの話。なんて面白いんだろうと思いました。

クメールの彫刻の踊るシヴァ神は、この場面が多いと言う話があるらしいので
じっくり見ると・・・



   ↑
いましたねぇ・・・
多分ですが、胸が垂れてます。 

踊るシヴァ神は、他にも、襲ってきたアスラ(阿修羅)を踊りながら踏みつけたとか、世界の終末に踊る など など など がある見たい。
面白かったのは、不死である無知の象徴の Apasmāra を踊りながら右足で踏みつけ、コントロールしている。とか言う話があるようです。無知と知識、無知がなければ知識も無いとか。

妄想:宇宙は常に相対する力の拮抗・バランスと言うような考えが根底にあるのかな?


wikipedia


東:インドラ神     East : Indra

 このリンテルと西のリンテルは、カーラの顔、花綱のラインなど。ちょっと感じが違い、 とりあえず、同じ石工の手では無いように見えます。その理由は何だろう?



南:ゴーヴァルダン山を持ち上げるクリシュナ   South : Krsna

 これも好まれたモチーフだったようで、大小様々 あちこちで見られるます。
残念ながら、屋根が崩落しているためか、風化が激しい。


北:ヴィシュヌ神 乳海攪拌    North : Churning of the Ocean.

アンコールワットのレリーフがあまりにも有名だけど、これも大小様々で見られます。

 

上 馬:ウッチャイヒシュラヴァス(Uccaihsravas)
中 象:アイラーヴァタ(Airāvata)
下 亀:クールマ(Kurma)
左 女性:ラクシュミー(Lakshmi,Laxmi) ?
右 アムリタを持っている?:ダヌヴァンタリ(Dhanvantari) ?