アンコール遺跡関連年表    
事項一   寺院 遺跡
一世紀頃 カンボジア南部に扶南興る

   
229年
706年頃
国・呉の使節が扶南ヘ
真膿(クメール)が水真臨と
陸真臓に分裂
  オケオ公(2~7世紀
旧都アンコール・ボレイ(6世紀前半~7世紀)
ソンボール・プレイ・クツク(7~8世紀初)
アク・ヨム(7世紀後半)

802年
アンコールエ朝興る 1.ジャヤヴァルマン2世(802~834
2.ジャヤヴァルマン3世(834~877/王1.の王子)

 
877年 インドラヴァルマン一世、ハ
リハラーラヤを都城とする(ロリュオ遺跡)

3.インドラヴァルマン1世(877~889) プリヤ・コー、バコン
889年 アンコール第一次都城ヤショダラプラ造営 4.ヤショヴァルマン1世(889~910/王3.の王子)

ロレイ、プノン・クロム
890年頃 ヤショヴアルマン一世、東バ ライ完成    
    5ハルシャヴァルマ1世(910頃~922頃/王4の王子)
6イーシャーナヴァルマと一世(922頃~928/王4の王子)

王宮、プノン・バケン、プラサート・クラヴアシ
928年 コー・ケーに遷都(~九四四年)

7ジャヤヴァルマン四世(928~942)
8ハルシャヴァルマン世(942~944/王7の王子)

コー・ケー
プラサート・トム
944年 ヤショダラプラに遷都。全国 再統一 9ラージェンドヴアルマン一世(944~968) バクセイ・チャムクロン、東メボン、プレ・ループ、 バンテアイ・スレイ

975年 西バライエ事開始 10.ジャヤヴァルマン五世(九六九~一〇〇〇頃/王9の王子)
11.ウダヤディティヤヴアルマン一世(1000頃)
12.ジャヤヴィーラヴァルマン一世200二~一〇頃)

クレアン、ビミヤナカス
タ・ケウ

スピアン・トマ
1020年 西バライ完成

13.スールヤヴアルマン一世(1011~50)
14.ウダヤディティヤヴアルマン2世(1050~66)
15.ハルンヤヴァルマン3世(1066~80/王14の兄弟)
16.ジャヤヴァルマン6世(1080~1107)
17.ダ・ニンドラヴァル1(1107~13/王16の兄弟)

バプーオン
西メボン、プリヤ・ヴィヘア
ベン・メリア


チャウ・サイ・デヴォダ、トマノン
1113年 アンコール・ワツト建設開始 18.スールヤヴァルマン2世(1113~50頃/王17.の甥) アンコール・ワット、テップ・プラナン、プリヤ・パリライ

1145年 アンコール朝のチャンパー支配() 19.ヤシヨヴアルマン2世(1150頃~1165) プリヤ・ピトゥ、バンテアイ・サムレ
1177年 チャンパー軍のアンコール都城占領 20.トリブヴアナーディティヤヴァルマン(1165~77)

 
1181年 アンコール・トム造営開始 21.ジャヤヴアルマン7世(1181~1219頃) バイヨン、タ・プローム、プリヤ・カーン、ニャkック・ポアン、タ・ソム、スラ・スラン、象のテラス、ライ王のテラス、アンコール・トム、バンテアイ・クデイ

1190年 アンコール朝のチャンパー支配(~1219年)
1200年 灌漑技術の変革(バライ建設中止)。橋と土手を貯水のために整備 22.インドラヴァルマン2世(1220頃~43) スピアン・メーマイ、各地の石橋遺構、施療院、 礼拝堂、バンテアイ・チュマール、コンポスヴアイのプリヤ・カーン

13世紀初頃 アンコール・トム完成    
1240年頃 シャムのスコータイ王朝成立 23.ジヤヤヴアルマン8世(1143~95)  
1250年 アンコール地方の洪水 24.シユリーンドラヴァルマン1世(1295~1307/王23.の娘婿)  
1296年 周達観、元朝の施設に随行してアンコールを訪問(~1297年)

   
1309年 アンコール・トム内に最初の上座仏教寺院マンガラールタ建立

   
1351年 (シャムのアユタヤ王朝成立)

25.シユリーンドラジャヤヴァルマン(1307~27)  
1353年頃 シャムの第一1アンコール都城攻略 26.ジヤヤヴアルマーディパラメシュヴァラ1世(1327~53?)  

1394年

シャムの第2回アンコール都城攻略



 

1431年 シャム軍によりアンコール都城陥落    
1525年 アンチャン1世、ロンヴェク都城造営  
1550年頃 アン・チャン1世、アンコールを再発見  
1577年頃 ソター王、アンコールに居住し遺跡を修復  
1594年 シャム軍により首都ロンヴェク陥落  
     
1612年 日本人による最初のアンコール・ワット参詣  
1632年 森本右近太夫一房、アンコール・ワット参詣  
     
1795年 アンコール地方、タイ領になる  
     
1860年 フランス人のアンリ・ムオ、アンコール遺跡を調査  
1863年 カンボジア、フランスの保護領となる(ただしアンコール地方はタイ領のまま)
1866年 フランスの軍人ラグレ、調査隊を組織してアンコール遺跡を調査
1887年 フランス領インドシナ連邦成立、カンボジア編入される
1898年 インドシナ考古学調査委員会が設立(1900年、フランス極東学院に改称)
   
1907年 アンコール地方がタイより返還、フランス領となる  
1908年 アンコール遺跡保存事務所開設  
1953年 カンボジア独立、カンボジア王国成立  
1970年 クーデターによりクメール共和国樹立。カンボジア内戦勃発  
1975年 クメール・ルージュが首都プノンペンに入城、ポル・ポト政権樹立  
1979年 ヘン・サムリン政権樹立  
1980年 上智大学アンコール遺跡調査団の活動開始  
1982年 反ベトナム三派による民主カンボジア連合政府結成
1991年 パリ国際会議で和平協定調印、内戦が終結
1992年 アンコール遺跡群が世界遺産に登録
1996年 上智大学アジア人材養成研究センター設立
   
2001年 バンテアイ・クディ遺跡で274体の廃仏発見