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Prasat Preah Enkosei (Wat An Kau Sai)


Constructed : N/A
Religion: N/A
Style : N/A
King : N/A


この遺跡は名前がややこしい。地図によって、Enkosei とか、 An Kau Sai とか表記が違う。
すぐそばに  Wat An Kau Sea  と言う別のお寺、もある。
ルー・モーク、バイタクには、プリアをつけずに「エンコサー」と言うと大抵判る。

かなりいい加減ですが、大雑把に。
A・Bは煉瓦の祠堂。
Cは砂岩の入口のフレームとピラー、上にリンテル。
Dは、壁のみで煉瓦は新しく見えるが砂岩の敷居は摩滅して古そうに見える。
本来はAの左にも祠堂があって、三祠堂だったのではないかと妄想。
Bの右に見えるストゥーパは時代が違うと思う。



リンテルの上部、ペディメント(?)は、ポーズからゴーヴァルダナ山を持ち上げるクリシュナと思われます。:祠堂A



 乳海撹拌:向かって右がアスラ左がディーバ。
通常ディーバとアスラは同数が描かれているが、これは1:7の綱引きになっている。
ヴァースキ
(Vāsuki) の顔がディーバ側にある(通常アスラ側に顔?)などちょっと変わっている。:祠堂A



 見物人のように左に並んでいるのも不思議な感じ・・・
右から二人目は三叉激と、乗り物(牛)からシヴァ。
次は頭が3つ見えるので、四面のブラフマー 後は不明。
ブラフマーの左は、ヴィシュヌにも見えるけど、ヴィシュヌは当然中央にいるから、ダブるのでどうなんでしょうか?


 リンテル(lintel):象はアイラーヴァタ(Airāvata)で、その上にインドラ神だったろうか。
獅子の口から花綱。


祠堂の東に、ピラー、リンテル、入口の枠のみ、中に小さめのヨニが見られる。:D
小さな祠堂が、塔門だろうか?


ピラーのデザインを比較すると、ほぼ同じパターンなのが判る。左C、右A

 

リンテルはほとんど絵が見えないが、ヴィシュヌ? 踊るシヴァ・・・?


さらに 北側の祠堂(小さいほう)の前(東)にも祠堂がる。
煉瓦の壁は新しい
敷居の石材は磨り減っているので、創建当時のままのようだ。:祠堂D



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ゴーヴァルダナ山を持ち上げるクリシュナ:
インドラ神を崇拝して、祭祀の準備をする牛飼いたちに、クリシュナは、森や川や山こそ恩恵を与えてくれているのだから、それらを敬うようにと諭しました。

それを知ったインドラ神は怒り、村に大雨を降らせ続けました。
クリシュナは片手でゴーヴァルダナ山を持ち上げ、その下に牛や牛飼いを隠れさせます。
それに驚いたインドラ神は雨を降らすことをやめました。

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Prasat Preah Enkosei (Wat An Kau Sai)
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