Bakong : バコン
Constructed : Late 9th century – 881
Religion: Hindu (Shivaism)
Style : Preah Ko
King : Indravarman I ★ 877 – 889 ★
※The Angkor.net
ジャワから戻った ジャヤ・ヴァルマンⅡ世の都、ハリ・ハラー・ラヤに、
インドラ・ヴァルマン 1世が
881年
に建立。
アク・ユム、ロン・チェンに次ぐ、アンコール三番目の寺院。
山岳型としては、もっとも古い 国家鎮護寺院。
ジャヤ・ヴァルマンⅡ世:
唯一 碑文を残していない王。
11世紀のスドク・カク・トム碑文(Sdok Kok Thom K. 235)に表される。
《ハリハラーラヤの都に統治あそばされ・・・》などから、ハリハラーラヤから一度インドラプラへ行き再び戻ったこと等
が解るそうだ。
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Map
Reliefs
基壇はレリーフで覆われいたが、風化が激しく、のっぺりと見える。
基壇の壁面に唐突と言う感じでこの石材だけ
にはっきりと絵が残っている。
なぜこの部分だけが、風化を免れたか?
基壇が崩れた時(があったとして)彫刻の側がうつぶせのように地面に埋まったのでは無いだろうか?
そのまま
長い時を経て、元の位置に戻された時には、崩れなかった他の部分はすっかり風化していた。
・・・のかも? ※妄想です。
全体でヴィシュヌ神とアスラの戦い。中央にうっすらとビシュヌ神の胴、右肘、高く上がった左(?)の膝が見える。
と言うのは故キナル氏に言われた。
まさに目から鱗の瞬間だった。
おそらく左手には弓が持たれていたと思う。
左の部分には、祈る人々が見られる。長く伸びたひげと結い上げた髪は苦行者・聖仙のものかと思われる。
上辺の縁取りのような部分のレリーフ。石材とデザインが微妙に壁の部分と違う。
神々の姿が並ぶ
が、ストーリーは無いのかも知れない。
Pediment
東:踊るシヴァ神 西:大海に浮かぶビシュヌ 北:ラーマー・ヤナ 南:乳海攪拌
Lintel
小祠堂のリンテル。縦が長めで、奥行きが浅いのは、古い遺跡(プレ・アンコール期)の特徴?
Statues
Nandin
ナンディン :シヴァ神の乗り物。祠堂入口正面。
シンハ: 階段の左右に並ぶ。雄と雌がある言うが、
どこで見分けるのか判らない。
ボロブドゥール(Borobudur)
のシンハに良く似ている。
経蔵:レンガ
内壁:煉瓦を積んだ後に穴を開けたように見える。
祠堂入口の石段:ロータスのデザイン? なんとなく「ムーン・ストーン」に似ている?